世間は今年の言葉として、「偽」を選んだようじゃが、拙者は「劣化」を選びたい。わが国では多くのものが劣化していると感じる。国の根幹にかかわる教育もいまだに劣化の最中のようじゃ。阿部内閣により教育基本法が改正され、少しは前より良くなることが期待されるが、まだまだ、労働活動と教育を間違えている教員や、その結果生じた、無気力な若者やモンスターペアレントがいる限り、これはそう急に改まるものでもない。「偽」で表されるように、国民の良心も劣化の一途をたどっている。KYなる言葉もはやっているようじゃが、これも国民が自ら考える力を失い、単になんとなく責任感のない選択をいているのを良しとしているだけのことじゃ。最後になるが、自民党政治の劣化が今年最大の劣化じゃ。悪化としてはジャーナリズムじゃ。
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