我が国の官庁が遅れているところは、知識や情報に金を出さないところにある。昔ながらに、鶴嘴をふるった労力などしには金を出し、知的労働・産物には出さない伝統を持っている。今回の防衛庁の汚職の遠因に、防衛庁が必要な情報をどうして得るかの問題がある。我が国の防衛を考えるとき、どのようの戦略を立て、それに必要な装備が何で、、どのような装備品が得られるかなどの情報を得るには莫大に人件費と必要であろう。その面に十分な予算をつけないで、情報を得ようとすると、商社などに頼ることになる。結局商社は製品にその情報の収集料を上乗せすることになる。直接情報を買わないで、製品という形にしかお金を出さない結果である。その方がはるかに金がかかることにもなり、汚職の対象になり易い。その情報収集料は多分戦闘機一機分にもならないのではないか?情報は莫大な利益を生み出す。すべからく、情報を含め、知的産物を評価する方策を考えるべきである。物という形ばかりに金を出しては駄目じゃ。
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