人類が最終的に解決しなければならない問題の一つが宗教であろう。拙者の考えでは、宗教は人間に大きな影響を与えるもの制御できないもの、たとえば、畑作での太陽とか、漁猟や航海での嵐等に対する畏怖の念、あるいは、祖先の大人に対する畏敬の念、あるいは、死に対する恐怖の念から超自然的なものの存在を信じるところから発したものであろう。宗教がその範囲にとどまれば良かったが、一神教の発生が問題じゃ。モーゼが契約を行った相手は、自らを神と称する、ツタンカーメンの父アクワアテン・エジプト王と考えるのが妥当だろう。その契約、あるいはそれ自体を独占しようとするから問題が生じる。考えようによっては、弱い民の自衛手段とも考えることができよう。何はともあれ、人間の精神や肉体の弱さが宗教を生んでいる。その点、マルクスに救いを求めている共産主義者や、独裁者に救いを求めるのも宗教じゃ。その救いを強いもに求め、救われようとするから問題じゃ。結局、人間の弱さを解決する手段を見つけることができれば、解決できそうだが、それが又宗教になっても問題じゃ。いやはや、宗教とは難しいものだ。
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