この所拙者はピラミッド建設にのめり込んでいるところである。さて、ピラミッドの内部は砂であるとしたら、あの巨大な石を高く持ち上げるにどのような技術が用いられたであろうか？拙者はこう考える。まず石積みの外側に砂の斜路を設ける。これに積み石に丈夫な縄を縛りつける。ある程度高くなった石積みの上に油などを塗ったこれまた丈夫な丸太などを置き、その上を綱を通す。石積みの内側にも砂の斜路を作る。その斜路の上に橇に乗せた木の箱にその綱をつなぐ。この木箱に砂を満たしその重さで外にある積み石を引き上げる。木箱はいくつか用意して一番端の木箱が下に着たら上方に新しく木箱を綱に結び付けこれに砂を詰める。下の木箱の砂はピラミッドの中を埋め立てる砂として利用する。こうすれば砂を運搬する労力だけで石を高く持ち上げることができるがどうであろうか！さらに高くなったら、反対側にある斜面を利用して同じことをする。これなら二十年でできそうである。
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拙者はギザの大ピラミッドは砂山であると云う仮説を打ち出したが、今まで考えられてきたように、すべて石を積み上げてきたと云う仮説に比べたどのくらい少ない労力で砂山であるとできるのか簡単な計算をしてみよう。底辺の幅が230m、高さを145mとすると、その体積は約256万立方メートルとなる。斜面の長さを180mとすると表面積は8．3万平方メートルとなる。石積みの厚さを平均10mとすれば、使用石材は3分の1となる。積み上げに今までは200年以上掛かると考えられていたの、そうなると100年以下で作れることになる。厚さが、2.5mなら20年位で完成が可能である。すると、外側の石積みは三列程度であると推測できる。この程度の厚さで高さ140ｍの三角形の擁壁が作れるのか専門家に聞いてみたいものである。
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このところTV番組なので、ピラミトの話がよく出てくるが、どうも構造工学的には納得のいかない話が多い。そこで、拙者はピラミットの構造を次のように考える。まず、ピラミットは全部石を積み上げて作られたものではない。外部に見えている石は石垣のようなもので、内部は砂である。ピラミトの斜面の角度は、太陽光の角度と云ったものではなく、砂を自然に盛り上げた時できあがる角度が基本となっている。これは砂の内部摩擦角と云うものに関係している。内部の王の間などの石構造は、先ず石積みで作り、その後に砂の中に埋め込んだものである。例の大回廊の天井が逆さ階段になっていると言って変な理由付けをしているようじゃが、あれは単に天井板を斜め上にと積み上げたもので、我々はその下面を見ているだけである。階段状に狭くなっている開口部は別にこれも意味がなく、エジプト人はアーチを知らなかったので、石をせり出して作っただけである。構造的に見るとそう不思議なものではなく簡単いつくれるもののようじゃ。やはり多くのものはいろいろな角度から研究することが大事であう。この推論の下で調査してもらいたいものじゃ。
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