太平洋戦争〔あるいは大東亜戦争〕は何であったのであろうか。日本と米国との利害の不一致がその原因と言って良いだろう。ハル国務長官の最後通牒は日本が支那大陸から撤退しろと言うことであり。我が国はそれを受け入れられないことにより戦争となったのである。それが争点であり、結局日本は負け、支那大陸から撤退したのが戦争の結末である。米国はその勝利以外に日本に何も求めてはいけない筈である。我が国に対する戦後の政策、例えば農地改革などはその権限を越えたものと言えよう。その意味で東京裁判なども不要なものと言えよう。米国の果たしてそのような認識あるのだろうか。世界の警察官の役を降りた現在では特にそうである。