尖閣諸島問題を棚上げにしたらよいという声がどこからともなく聞こえてくる。此はどういう事なのだろうか。尖閣諸島を我が国の固有の領土と云うことを間接的に否定する言葉である。彼の国は諸島を係争地、即ち自分たちの領土でもあるという既成事実を作り上げようと企んでいることを意味する。確かに今局地戦になれば、彼の国が敗北することは軍事的に見て、明らかである。それでは、どうするか? 問題を先送りにして、取れる時が来たら取ろうと云うのが彼の国の戦略である。平和のために棚上げではない。将来の戦争のために棚上げ論を言っているのである。此を唱える人たちは彼の国の工作員と思って間違いないだろう。