人間が考え出した社会での原理・原則ほど当てにならないものはない。歴史を振り返ってみても、班田収授の法は平等かも知れないが一代で運用できなくなるのは明らかである。朱子学を信奉した後醍醐天皇が成功しなかったのはそれは社会の要求に応えるものでなかったからである。最近の共産主義も失敗に帰したのは単に、人間が考え出した原理を適用しても、複雑な人間社会がそんなもので律することができないからである。トヨタではないが、改善が最も良い考えであろう。常に現状を分析してよりよくするのが正しいやり方である。今盛んに言われているグローブ化も国民を不幸にする要素を多く含んである。危なし、危なしである。
世界各地で紛争があり、その火種を抱えているのに、それらを取り除く役目の国連が全く機能しない。国連は悪い国と良い国が戦争をして勝った国々が集まり、平和に世界を導く筈であった。所が、勝ったと同時に勝った国々が又悪い国と良い国に分れてしまったのであるから纏まるはずもない。第一次大戦の経験から勝者も敗者も一緒になり、国際組織を作らなければ世界平和は成り立たない事を学んだはずである。所が今の国連は勝者が敗戦国を押さえると言うことをしたのだから、巧く行くはずもない。未だに戦勝国だからと言うことを行っている国があるのにそれを押さえる力もない。それに国連理事長が指導力がなく、出身国贔屓をしていては益々機能しなくなる。ここは世界が知恵を出して国連の改革をすべきであろう。そうでないなら、又悪い国と良い国に分けて、良い国が連合して、悪い国を懲らしめる古い姿に戻るべきであろう。ただ国連が毒性国の形にんるのは反対である。
最近グローブ化、グローブ化と宗教の御題目のように唱えて、グローブ化すれば良いと思っている人たちがいる。確かにブロ-ブ化が世界で起こっており、それに対応することは大事なことではある。しかし、グローブ化させることが目的はない。それぞれの国にはその国にあった体制や組織が有り、それを捨てることは国を危なくする恐れがある。グローブ化を言う人には気をつけたら良い。
日本の一部として敗戦国になった韓国であるが、彼等の事大心情からか強国である戦勝国側につきたいと思っているらしい。そのためには我が国と敵対関係にあることを強調ししなければならず、今の何でも反日があるように思える。真に哀れなことである。しかし、当然事実は覆すことは当然出来ないしドイツと共に戦ったオーストリアのように謝罪もしていない。オリンピックの時のフェンシングの試合の時のように唯々わめくだで結果を変えることが出来るというのは滑稽なことであるが韓国人の性質を良く表している。
犬を見てもドーベルマンなどはすぐに噛みつくが、臆病なスピッツもいる。明らかに種によって本能に違いがある。人間にもそのような違いがあっても不思議はない。それよりあって当たり前である。それを考えずに単に同じように付き合う訳には行かない。それは単なる人種差別と言うことはで取り扱うのは却って危険であろう。それぞれの本能的違いを理解し合って付き合ってこそ、争いを防ぐことが出来よう。人類は基本的な事項で平等でも、持って生まれたものは同じではない。
集団的自衛権の問題が議論されているが、我が国が国連に参加したことは、集団的自衛権の行使を世界に約束した事である。今現在この問題で重要なことは、半島有事の時にどう関わるかの問題である。拙者の見るところ、米国は半島から手を引きたがっており、有事の際には我が国の肩代わりをある程度期待したがっていることである。その代わり、尖閣諸島には助け船を出すというバーター取引をオバマ大統領が企んでいると見て良いだろう。安倍首相もそれに乗っているように見える。しかし、我が国民は半島に拘わることは真っ平ご免である。いかにこの問題を片づけるかが外務省の手腕が見所である。
海難事故で多くの犠牲者が出たのは何とも痛ましいことである。彼の国に救助の手を差し延べようとしたが、断られたらしい。これは本当に助かったことである。彼の国の海難救助に言って、もし巧く行かなければどれだけ非難を浴びることか分からないところであった。 曾て彼の国の近代化多くの貢献を行なったにも拘わらず、千年もの間恨まれてしまった。その後も多くの援助をして感謝されるどころかその後恨まれるだけである。 本当に海難救助に行かなくて良かった。
拙者の見るところクリミヤ問題を解決するには、
1.先ずロシア系の軍隊を撤退させること
2.クリミヤの独立を各国が認めること
3.クリミヤをロシアに併合させないこと
4.クリミヤのおける韃靼人やクリミヤ人の安全を保証すること
以上が世界が手を打つ落とし所ではないだろうか。これでクリミヤが国として成り立って行けば良いのだが。それはクリミヤ国民の努力に期待しなければならない。
河野談話の見直しをしないと云う発言を、苦渋に満ちた顔の下で、している。多分に、物事が良く分からない米国の指導者が、半島の安定のためにと頼まれた結果だと推測される。しかし、こういう一時的姑息な方法で事を済ませようと云うことは将来に禍根を先送りする結果になる。日本人が、日本の名誉に関すること何時までも黙っているとは考えられない。自分たちの利益とは関係なく不名誉な雑言に戦うためにより過激な方向走り出すことは目に見えている。結局は事は更に悪い形に発展することになろう。