いろいろな分野で、自由化が叫ばれている時、それを推進する役を担っている新聞が一番自由化において遅れているようじゃ。先日公取が新聞の再販制度の廃止を提案したが、全新聞がそれでは公正な質の高い新聞を提供できないと大反対して、立ち消えになったのは、大変残念なことだ。他分野に対しては自由化、特に談合などによる自由競争の妨害を散々叩いているのにだ。他分野は質が低下してよいと思っているのだろうか?それに、販売法が汚い。再販制度に守られているのに、やれ石鹸だ、特待入場券だと配って押し込みに近い販売をしている。新聞社自身も販売店に対して押し込みを行っている。こういった新聞社の体質を変えないことには、中立そうに見せて、選挙に介入し、労働問題を後押しし、わが国の教育を捻じ曲げ、さらには売国奴的言動を止めることはできない。その根本は新聞の販売方法にある。自由に新聞界に新規参入し、配達販売が受けられるように、販売組織を自由化し、開放すべきであろう。