金大中氏と言う人をどう評価すべきなのかは難しい問題である。韓国の民主化に努力したと云う話と独裁国家である北朝鮮に対して太陽政策をとったと云う話はどう見ても矛盾している。しかし、次のように考えると辻褄があうように思われる。即ち、彼は北との統一を目指していたとすれば話が合う。北の侵略に対して当時の軍事政権よりは、民主政権の方が、対応に遅れが生じ、軍事的成功を収めやすいと考えていたとすれば納得がゆく。北に対する太陽政策もおなじ考えから出ており、そのため、北に核開発に成功させることの後押しをしたことになる。それに加えて、彼は権力欲が極めて強い人物であったと考えられる。しかし、我が国にも彼のような人物がいることに注意しなければならない。彼の葬式に河野洋平が行くと云うことを聞くが、ブラック・ユーモアもいいところである。
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