くらも天狗

くらも天狗は一寸した旅行へ

拙者は晴れ男と任じていたが、年の所為か神通力が無くなり、雨に遭うことが多くなった。それでも、初めてのツアー旅行なので止めるわけにも行かず、雨中旅行としゃれ込んで、数日の予定で出かけることにする。

人を選ぶことの難しさ

常日頃感じていることではあるが、日本人は人を正しく選ぶことが下手なのではないか？今回のオリンピックを見てもその感を強くする。人を選ぶとき、ボスがいてそれが選ぶ、具眼の士がいて選ぶ、点数付けをして、高得点者から選ぶ、年功序列で選ぶなどの方法があると考える。ボスが選ぶ場合はボス自身に都合のよい人間を選ぶ弊害がある。選ばれる人間に必要な素質などを点数付けをして選ぶと云うのは、無難であり、人から文句をつけられない利点があるが、その裏返しに平凡な人が選ばれることになるし、その点数配分が恣意的になる恐れがある。配分点数が適正であるどうかも問題になる。具眼の士は心の中で点数付けをし、最後に、その人の感性と直感で選んでいると思われる。旨く行けば、これが最上と思われるが、我が国には具眼の士がいないのが問題である。無能な人間が上にいればもう最悪である。年功序列は選んだことにはならない。

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今後の我が国の2大課題

拙者の見るところ、今後の我が国が解決しなければならない課題は数多くあるが、その中でも、難しい二つの課題は、外では対中国関係、内では天皇制に関するものである。中国共産党独裁政権が倒れても、その後の中国がどう変わるのか、誰も予測できない。ソ連邦の崩壊が起こっても、その後のロシアの本質的なものは変わらない。中国もその本質は変わらないと覚悟しなければならない。特に、その政権基盤が弱ければ弱いほど我が国にとって危険である。それに対する我が国の対応は極めた難しいものとなろう。内なるものは、皇太子夫妻は天皇として失格であることは識者の目には明らかである。しかしながら、天皇に即位することを阻止をどのような形で行うのか？これまた、大変難しいことであり、国民がこれを克服できるかが問題である。

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この頃の家電製品は故障が多すぎないか?

今日この頃家電製品の故障が多いようじゃ。拙者の例を上がると、東芝の電気釜が、圧力調性装置が故障。日立の冷蔵庫は製氷装置が故障、食洗機はピーピー笛を吹いている。三菱のエアコンはガサガサ音を出し始めた。アクアスはＢＳ１で画面が広がらない。動かないソニーのウォークマンはゴロゴロしている。ニコンのコンパクト・デジカメが故障したら4万円の修理費がかかると言われた。昔は自動車の電球が切れると電球の交換で済んだが、今はユニット交換で費用がかかる。その他の製品もそうである。それで、メイカーはエコだの騒いでいるが、故障せずに長年使える製品を出すほうが大事ではないのか。

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五輪の野球放送を見る

五輪と云うことで、久しぶりに野球放送を見る。キューバ戦では明らかに投手交代が一回遅れた。おまけに、足の故障で走れない選手を出している。観客を馬鹿にした話である。韓国戦その他でも選手交代に疑問が残る。一般的に監督の采配に閃きが無い。聖火リレイで、第一走者として、ヘラヘラ笑いながら、走り出した時から緊張感がない。バッターも悲惨である。打点に直線的にバットが出ているのは、稲葉など少数である。後は、ヘッドが波打つか、一辺下がって打ち上げている。素人の打法である。四番打者もいない。選球眼も悪い。どうしてこのような代表を選んだのか分からない。よく放映で批評家が貶すと、急に好プレーをする例がある。それに期待したい。

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法治の盲点

東洋の人治に対し、西欧の優位性は自由と平等に基づいた法治にある。ところがその法治にも抜け穴がある。法を自分に有利に変える、あるいは不公平な法を作るという手である。かって、ポルトガルとスペインは世界を二分する法を作った。それが、植民地時代は未支配地を植民地化する法となる。今は進歩して、国境の侵犯は侵略である。今日では、排出権取引がそれに当たるかもしれない。これはスポーツの世界では顕著である。かって、スキーのジャンプでの日本の優位性はルールの改正で潰えた。柔道もそうである。今や、世界にはJUDOと柔道がある。ポイントを稼ぐJUDOに面白味がないが、これまた法を変えることによる、日本潰しである。我が国は法を作る力を持つか、そうでなければ、悔しくてもそれに対応しなければならない。

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オリンピックの後

オリンピックの熱狂が去り、いよいよ政治や経済の時がくる。ある経済学者は中国の経済発展は他の国にとっても良いことだと言っている。しかし、余りにも目の狭い見方ではないだろうか。地球の資源は有限である。資源無くして経済の発展はない。ゼロサムの世界である。その有限に近づいたときに何が起こるか恐ろしいことである。その時、世界では、経済問題よりも政治が問題となる。有能な指導者がいない国は没落の憂き目に合うことは目に見えている。

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今国の進む道は二つに一つ

明治の開国以来、我が国は西欧の文化を良しとし、その制度を取り入れてきた。福沢諭吉の脱亜入欧である。その反面、西欧諸国の植民地主義への反発と、我が国自身がアジアの一国であると言う自覚があった。我が国自身が西欧諸国の植民地にされる心配さえあった。それが、アジアの近代化を助けるという動きになって行く。この二面の間で、我が国は苦しんできた。この矛盾が太平洋戦争の一因と拙者は考える。しかし、今でもこの矛盾は解決していない。早い話、共産政権と組むことは真っ平ご免である。中共独裁政権が倒れても、その後に、まともな民主政権が成立する保証はない。ロシアが良い例である。選択の余地はない。旗印を明らかにし、入欧すべきである。例え、多少の不満があっても、欧米諸国のルールを基として、国を運営すべきである。

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玉音記念日に際して

終戦の詔書での「耐え難きを耐え、忍びがたきを忍び」と言う言葉は何時までも心の中に残っている。逆境にあるとき、その言葉を噛みしめてきたものじゃ。戦後、戦前を振り返り、教訓としていたものは、人は上からの指令に従って行動するのでは無く、自らの意志で行動すべきであること。自らの意志を形作るには、徹底的な議論とそれにより判断すること。上にあるものは単に命令するのでは、それぞれの意志で行動するように導く事が大事であること。特攻隊の人たちを始め多くの兵士は、皆生死の意義を観じて行動されているが、一部の人たちにその面が欠けていたように感じた。それが、戦後の民主主義であると信じたが、結局はそうはならなかった。衆愚に走りそうである。

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NHKの北京オリンピック放送

二連覇を果たした北島選手を始め、メタルを得た選手や決勝戦に残った選手は皆素晴らしい活躍と感じ入った。メタルをとる競技の幅も広くなったように感じる。その反面、NHKの放送の方は問題だらけじゃ。NHKアナウンサーは結婚式の司会のアルバイトに精を出しているせいか、口調がそのままである。お涙頂戴式の語り口は興を削ぐ。それに、鼻に掛けておもねる調子も不愉快である。アナウンサーはどうして頭をボウボウ頭にしているのか。公の場に出るにしては不謹慎である。選手にお疲れ様などと言っている。仲間内の雰囲気である。これまた、選手に失礼である。最後にどこの国の公共放送か分からない雰囲気の放送がある。

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