くらも天狗

年金問題

さて、年金の処理の杜撰さが指摘され、民主党は今回の選挙の焦点とばかり騒ぎ立てているようじゃが、これは誠に妙な話だ。まず、どの政党が政権を取っても、昔を今にすることは出来ないのだから、この問題は解決できない。それでも、この問題の責任は先ず第一に、当然歴代長官にあることになる。それでは、どのような責任かと考えるに、現場担当者の部下監督が行わなかったところにある。ところが現場担当の自治労がその監督に反抗していて仕事をしなかったようじゃ。民主党の支持団体である、自治労が仕事をしなかったことに対し、監督しなかったことを攻め立てるのは、子供が勉強しないで、試験に落ち、監督しなかった親が悪いと言って、親が交代しろと言っているようなもので、責任転嫁もよいところじゃ。こんなことが選挙の焦点になるだろうか？先ずは、年金記録をどのような方法で、正常化するかが大事というものだ。

テニス

さて今日は拙者のテニス練習日じゃが、天気が心配じゃ。それにしても、ウィンブルドンの最終戦のフェデラーとナダルの決勝戦はまれに見る高度な迫力なる試合であった。また、来年が楽しみだが、ナダルに故障がなければよいが。イメージだけが頭に残っており、彼らの真似をして、今日は失敗ばかりしそうじゃ。さて、引き続きテニス訓の続きを書こう。

（え）エラーする、その原因を探れば何よりも、テイクバックと目と脚の不備

（お）落ち着きは、特にサーブに大事なり、ダブルフォールトは気のあせりから。

（か）肩に力を入れては球に威力なし、腰ばね利かせて、体重のせよ。

選挙公報

我が国の政治を改革しなければならないことは、万人の共通理解と考える。それには、政治の根幹を成す議員を選出する選挙に問題がある。議員一人当たりの選挙人の数の公平にすることがまず第一歩とであるが、差し迫った選挙を考えると、選挙公報の改革が必要じゃ。数枚の紙に候補者の経歴や公約が書いてあるが、あれで、適任者を選べるだろうか。もっと徹底的に政治に関する候補者の信条・見解を有権者が理解できるように改善する必要がある。財政や防衛、宗教との関係や社会保障の問題などに対して、お座なりではなく徹底した、しかも具体的見解を有権者に知らせる必要がある。候補者同士の議論も必要じゃ。新聞が毎日発行されることを考えると、その気になればできないことではない。少なくとも、選挙公報は数十ページはなくては困る。

政治屋にもＪＩＳ

多くの組織が栄えるのも衰退するのも、司る人次第と云う事は多くの人が等しく認める所じゃ。政治は人によって動かされるのであるから、その人選びは最も重要な分野である。ところが、わが国の政治屋の品質は決して高くないのは昨今の多くの事件で国民は」感じている。そこで、多くの品物には、その品質の最低限を保証するＪＩＳ規格がある。政治を商売とする政治屋にも最低限の品質が求められる。選挙に立候補する政治屋はその政治の基盤とする分野で、どれだけの知識を持っているかの試験を行う。さらに、その問題に対する見識を詳細に発表させる。しかも、それらに対して徹底的に議論する場を与える。などにより、ＪＰＳ資格を与える。これに対し、国家予算の数パーセントの費用を投じても，得るところの方が大きいたお信じる。もちろん、大臣に選ばれる人間には、その専門分野に対し、徹底的な見識の公開を求める。大臣になって、はじめて、”計らずも大臣なったのでこれから勉強する”などのたまう人物は排除すべきである。スポーツ選手、芸能人、間違ったイデオロギーに染まった人、単なる有名人では、ＪＰＳ資格が得られないシステムを作るべきである。庶民感覚などは市町村議員のみに必要のものじゃ。（ＪＰＥ：Japanese Pliticaian Standard)

スポーツ放映

ＮＨＫの良いところは比較的スポーツ放映が多きことじゃ。しかし、せっかくの放映をアナウンサーが台無しにして、わざわざ、見るのが嫌になるようにしている。先ず、アナウンサーはまるで、プレーしている選手より上の立場にいるような顔をして、尊大に、しかもいやらしく、そのプレーを批評するのが気に入らない。今、デビスカップ・トーナメントを放映しているが、アナウンサーのうるさいこと、ぺちゃぺちゃとプレーの最中も喋りまくっている。見ている方は気がそがれてしまう。しかも、解説者を差し置いて、見当違いの解説までする。その上、解説者に自分の言いたいことを言わせようとするのが見え見えである。ナウンサーは必要最小限の情報を伝えることに徹すべきである。早い話、ベテランと言われているアナウンサーには引退してもらうのが最上の方策じゃ。しゃべらずにはいられない彼らの習性を変えることはまずできない相談じゃ。

防衛大臣へ

今防衛省に解決してもらいたい事項は拙者の見るところ、第一に機密保持を徹底できるシステムの構築および自衛隊に潜入している他国（自国でも実質的な他国人も含め）工作員による情報泥棒に対する罪の導入、もちろん、工作活動及び破壊活動への防御も含めてじゃ。第二に米軍再編制への対応と普天間基地の移転の解決じゃ。これだけは、早急の課題である。ぜひ、全力をあげてやってもらいたい。どんな服を着るかなどとは取るに足らない問題である。そんなことに頭を使うことはない。

博士号

我が国の大学院教育は問題が多すぎる。特に博士号の授与に対して、それが何を基準にしてなされているか一般の人には分らない。大学人そのものも分かっていない。特に文系で酷いようじゃ。所定の課程を履修しても博士号を授与しない大学は山のようにある。多くの著書の裏書きを見ればわかるが、著者は大学院博士課程単位取得退学と書いてあるが、学位取得とは書いていない例が実に多い。これは課程を終了しても学位を出さない大学が実に多いということだ。教授が学位を持っていないことがあるのも原因の一つだ。それに、新制の大学院では、学位取得の条件は、新しい研究の開発能力やそれに対する教育能力の有無にあるのに、それが分かっていない指導教官が多すぎる。昔ながらの、古い研究の続きをこつこつとしたり、外国の研究の紹介をしたりすることが学問と思っている教授が多いということじゃ。理系でも、博士か倍増計画とやらで、官僚の数合わせに合わせて、数だけ増やしているが、教育内容の改善で自然に増えたのではなく、内容を劣化させて増やしている例が多いのが現状じゃ。

博士号と悪平等

我が国は文化国家を国是としている。その文化の大きな柱が、学問である。学問の発展には大学あるいは大学院教育が重要な部分を占める。その中心である大学院で、学生は長年にわたり、高度な学問の研修を受けて、その成果として、博士号が授与される。これは、学問に身を投じた結果として、称号として、広く世界で認知されている。通常は〇〇博士と尊敬の念をこめて呼ばれる。ところが、学問を大切にすべきＮＨＫでは、出演者はすべて”さん”付けである。〇〇大学〇〇さんである。これは、ＮＨＫの大好きな悪平等主義に基いているのであろう。そのくせ、外国の教授には〇〇博士である。これはどうしたことだろう、ＮＨＫは我が国の学問を蔑ろにしているといることの証拠ではないだろうか？あるいは、傑出した人に対する嫉妬か？

北朝鮮

どうしてどこの国でも、外務省だの国務省と云ったところは、国際関係の真の解決ができず、表向きを取り繕うとする、官僚主義の塊なのだろうか？今度の、北がＩＡＥＡの査察を受け入れ、核施設の封印を行うということだけで、北の核問題が解決したとでも思っているのだろうか？これでは、クリントン時代に逆戻りしただけで、北はいつでもＩＡＥＡを追い出して、また稼働できる。そうして、また同じプロセスを繰り返して、援助をせしめるだけじゃ。

久間発言

またまた、久間氏の問題発言である。日本は言霊の国である。一度発言してしまえば、もうそれを取り消すことはできない。近頃いい加減な妄言を平気でいる位の高い人間といわれている輩が増えていることは、誠に遺憾じゃ。彼の発言には、二つの見方がある。ひとつは、先のイラク発言での反米的立場を取り返すためだ。もしそうなら、彼は本当に愚か者といえる。もう一つは、慰安婦問題に起因する、わが国での反米感情を助長するために、原爆問題をもちだしたということだ。そうであるならば、彼は相当の策士といえる。いずれにしろ防衛庁長官には相応しくない。原爆使用には勿論大反対であるが、サンフランシスコで、和を結んだからには、いつまでも恨みを言わず、口を結ぶのが、大人の対応である。