拙者の見るところ、独裁を始める動機は少なくとも二つある。一つは自分の持つ思想を押しつけるために独裁を始める。しかし、人間の考えるイデオロギーなるものは大したものではない。良い例が、共産主義である。すぐに矛盾が出て、滅びる。一つは利権を独り占めするために独裁を始めるが、これ又直ぐに腐敗をし民衆から離れる。この二つを共にしていて長続きするはずもない。
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東アジアの人はあることで非難されるとお前もそうだと遣り返す。悪いことをしたと言われると、お前もしたと答える。これではまともな議論にならないし,得るものはない。菅総理は政策が悪いと言われると、自民党も悪かったと言ったようである。これでは、東アジアの人の議論と同じで何のプラスになることはない。東アジア化することは止めて貰いたいものである。
犯罪が行われれば、当然法に従い起訴され、罰せられなければならない。これが、政治的理由により曲がられるようでは、前近代的な非法治国家となってします。中国人船長が起訴されるかどうかは、我国が近代的法治国家としていられるかどうかの瀬戸際である。大津事件を思い起こして貰いたい。若し不起訴となれば、パトカーに暴走族が車をぶつけてももう起訴は出来ない。教護の頃、裁判でも国に違法が無くても,患者救済のために当方もない和解案を平気で出す。裁判で余計な付帯意見を裁判官の個人的恣意で書く。我国の司法制度は崩壊の危機にある。せめて船長を起訴して法治国としての面目を保つべき出る。
中国というのは不思議な国だ。世界第二位の経済国というのに、大卒の半分は職も無いか、ネズミ族とか蟻族とか言われ都会を徘徊しているらしい。その反面日本人など遠く及ばない金持ちが億単位でいるらしい。これで、共産国を謳っている。天安門には毛沢東の肖像が飾られている。富めるものから富めと言われているらしいが、金持ちは、額に汗してお金を稼ぐのではなく、同胞を搾取するか、投機で儲けているらしい。軍事力は卓越しているらしいが、口とは反対に、他国侵略のための軍隊らしい。十億を超える貧しい民が裕福な暮らしを始めたら、資源が足りないに決まっている。中国はどういう国になろうとしているのか,その理念が分からない。
最近の出来事を考えるに、東アジアの国々は我々の文化とは違った所にあるようじゃ。基本的には,自分たちの目的を達成するためには、我々から見てどんな汚い手段を使っても達成することに意義があると考えているようである。法律だの約束事はそれを達成するための手段であり、勿論嘘も手段の一つである。そこには正義と云ったような概念は持ち合わせていない。とても付き合うことの出来ない国々である。それらの国とは出来る限り遠くに離れ、我々は価値観を共有できる国々と付き合って行くべきであろう。
中国でも大都市で車が増えすぎて身動きが出来ないらしい。、車の登録を制限するのは当然の事ではある。しかし、どう制限をするのかが問題である。報道によると抽選と云う公平な方法によるようじゃ。しかし、公平な分配と言うのは社会主義のアキレス腱である。分配者が権力を持ち必ず腐敗する。彼の国も腐敗では人後に落ちない国である、必ず腐敗が生じまあ権力者や富裕層が車を持つことになり、国民の反感を買うのは目に見えている。これも矛盾の現れであり、政権の崩壊になるかが見どころである。
尖閣諸島事件の一部映像を漏らしたと言って海上保安庁の職員が停職になった。権力を笠に着た暴挙と言わなければならない。先ず、検察は、そこで中国漁船の犯罪がなかったとしてその船長を保釈した。船が海上保安庁船に故意に衝突してきて,その不法行為を咎めなければ、職務怠慢で罪である。国の運命に関するので更に罪が重い。仙石は密かに示唆とすれば、これまた国を売った行為であり、本来なら、市中引き回しの上、磔にすべき罪である。この二人を断罪しなければ、法治国家としての我国の存在が危なく成る。
中国共産党の政策が上手く行ってるならば、民衆の支持を得ているのならば、複数の政党があっても、圧倒的支持があり、一党独裁と変わりない政治が出来るはずである。それなのに,どうして一党独裁に拘るのか,不思議である。逆に言えば、中国共産党は独裁による利権を一部党員が貪りあり、民衆の支持が得られていないから,複数政党を認めることが出来ないのであろう。確かに、今の政策は共産主義とはかけ離れている。何処に,平等があるのだろうか?富めるものが先に富めなどはまやかしではないのだろうか。勿論、皆が富んだら、地球は破滅する。
今度は,韓国警備船に不法操業の中国漁船が突入してきたらしい。この遠因は我国の彼の国の漁船に対する誤った対応にある。この国の漁民は違法業をしても、自国の強大な軍事力が守ってくれるという間違った認識を持たした罪は大きい。一つ対応を間違えると、それはその後に大きな影響を与えてしまう例である。一発の銃声が日支事変へと発展した教訓を忘れるべきではない。当時の国民党のように事変を起こそうとしている策に嵌るようなことが無いようにすべきである。
国を守るためには勿論軍事力が大切である。しかし、軍事力だけでは守れない。古典的戦法でも、後方攪乱という方法がある。北京オリンッピクとの時の長野での聖火リレイの時でも分かる通り、在日中国人は本国の指令で動く。平和時でも防衛体制もこのことを考えて構築すべきである。先ずはスパイや工作活動を防止する法が必要である。また、いかに共産党の活動が非合理であるかを世界中に良く知らしめることも必要である。中国との戦いではなく、中国共産党との戦いであることを認識すべきであろう。中国共産党を助ける活動をしてはいけない。